みなさんこんにちは!知多半島の情報誌『EDIT知多半島』のライター田村です。今回も知多半島へ来るならぜひ知っていて欲しい情報をお伝えいたします。

知多半島は食半島と呼ばれるほど、様々な食材が育てられています。南知多町の北隣に位置する自然豊かな美浜町には、国産グレープフルーツをつくることで話題となった「萬秀フルーツ」という農園があります。もっと親しみを持ってもらおうと名前を新たに「ちたフルーツビレッジ」として、知多半島の様々なフルーツを生産、そして販売もしています。その中でも最近話題なのが、先代の大崎万助さんが植えだしたその名も「万助バナナ」。このバナナは、バナナ収穫時期のちたフルーツビレッジだけでしか手に入りません。3・4月まで収穫が続くそうで、金土日は農園内の売店で販売も行っています。とはいうものの、自然のものですので必ずあるわけではありません。まずは、「ちたフルーツビレッジ」のホームページやSNS等で情報収集してみてくださいね。

知多半島で実る万助バナナ
知多半島で実る万助バナナ
エチレンガスで黄色く熟す
エチレンガスで黄色く熟す
農園内にあるログハウス調の直売所
農園内にあるログハウス調の直売所

そんなちょっとおもしろい農園で代表を務めているのは、大崎秀樹さん。1979年生まれの、次の世代を担う若い農家さんです。大学を卒業して実家に戻り、しばらくしてから先代がみかん畑として利用していた場所を継いだものの、そのままみかん畑を続けるのではなくグレープフルーツの生産に挑戦したチャレンジ精神豊かな農家さんです。当時も珍しかった国産グレープフルーツが反響を呼び、現在ではさらにチャレンジを続けて様々な種類の柑橘類も育てていらっしゃいます。

大崎秀樹さん
大崎秀樹さん

とにかく新しい取り組みをする大崎さんは、ある意味農家の枠にとどまりませんでした。なんと自分の育てたフルーツを使って、知多半島のお土産を作れないかとも考えたのです。そして完成したのが「知多半島産もぎたて果実のバームクーヘン」です。日本で育てることによって、どうしても外国産よりもコストが掛かってしまう国産フルーツですが、お菓子になったおかげで手軽に楽しめるの嬉しいポイント。もちろんフレッシュなフルーツが一番のお土産になるとおもいますが、日持ちがしないのが玉にキズ。バームクーヘンなら保存も効くのでお土産にも最適ですよ。現在はグレープフルーツ味とバナナ味の2種類があり、知多半島産のフルーツの味と香りがたっぷり楽しめる、ちたフルーツビレッジのオリジナルお菓子となっています。

みかんジュース
みかんジュース
バームクーヘン
バームクーヘン

ちなみに、ちたフルーツビレッジの商品には、かわいいデザインのみかんジュースなどもあります。みかんジュースは日間賀観光ホテル内の島マルシェでも購入可能です。西港フェリー乗り場前の売店「かもめ」ではバームクーヘンも購入可能です。知多半島のお土産として、他では手に入りにくいものなので、見つけた際はぜひ手にとってみてくださいね。

以上、知多半島の情報誌『EDIT知多半島』の田村がお送りしました。

次回の記事もお楽しみに!

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